日本代表の森保一監督(52)が、J2磐田のコーチに就任した元日本代表FW中山雅史(53)にエールを送った。

 指揮官にとって中山は日本代表でともに戦った盟友で、1学年上の先輩にあたる。そんな中山が古巣で指導者の道を歩むことになり「古巣にとってもいいことだと思うし、サッカー界全体にとってもいいこと。中山さんは多くの経験があり、日本代表でもW杯を経験している。日本人の良さを生かしてどう成長していくべきかを伝えてもらえる」と指導者の先輩として激励の言葉を贈った。

 Jリーグではゴールを量産して並外れた決定力を見せてきただけに「ストライカーとしての実績があるし、日本はストライカーを育てるのが大きなポイントなので、ぜひ中山さんが良い影響をもたらしてほしい。日本サッカーの発展につながる」と日本サッカー界で長年懸案となっている強力FWの育成に大きな期待を寄せた。

 中山は昨年3月にS級ライセンスを取得しており、将来的には監督として指揮を執る機会も期待される。森保監督が今後再びクラブを率いる際には、監督同士で熱い火花を散らせることになりそうだ。