J2東京VからJ1C大阪に完全移籍した元日本代表FW大久保嘉人(38)が10日、自身のブログで15年ぶりに復帰した古巣での活躍を改めて誓った。

 ベテランストライカーは「この歳になり、いろいろと言われる事もありますが、それを力に変えて皆さんを喜ばせるのも自分次第だし、結果で示さないといけないと思っています。それをやるのは自分でしかないので、自分を信じてC大阪のために、そしてファン・サポーターの皆さんのために覚悟を持って頑張りたいと思います」と強調した。

 昨季は負傷もあったとはいえJ2で輝けなかっただけに、活躍に懐疑的な見方もあるが、これまでも批判にさらされるほど、強烈な反骨心で見返してきた。J1通算185得点は歴代1位。前人未踏の通算200ゴール達成も厳しいという見方も少なくないが、その意見が多ければ多いほど、かえって実現が近づくかもしれない。

 9日に移籍が発表されてたときにはC大阪を通じて「プロ21年目のシーズン、サッカー選手としての終わりを意識していないといったら嘘になります。自分の選手生活の最後は〝C大阪〟でという気持ちで頑張ってきました。そして、その気持ちを理解してくれたクラブに感謝しています。一試合一試合、一日一日、覚悟をもって挑んでいきたいと思います」とコメントしていた。