J1川崎の元日本代表MF斎藤学(30)の名古屋完全移籍が正式に決まった。9日に両クラブが発表した。

 斎藤は横浜Mの下部組織から2008年にトップチームに昇格し、18年に川崎へ移籍していた。日本代表では14年ブラジルW杯メンバーに選ばれるなど国際Aマッチ6試合1得点。U―23日本代表としては12年のロンドン五輪に出場した。名古屋を通じて「名古屋グランパスの一員として新たな挑戦ができることをうれしく思います。チームのために情熱を持って日々チャレンジしていきます。よろしくお願いします」とコメントした。

 川崎を通じては「川崎フロンターレで過ごした3年間は本当に幸せな時間でした。素晴らしいチームメイト、素晴らしいスタッフ、心から誇れるサポーターのみなさんとともに手にした優勝という経験、本当に幸せでした。唯一悔しかったことは、みなさんの期待以上のプレーと結果をお返しできなかったことです」。

 その上で「川崎フロンターレから離れますが、川崎出身のサッカー選手としてこれからも日々精進し、元気な姿でまたみなさんにお会いできることを楽しみに、サッカーに取り組んでいきたいと思います」と約束した。