来季からJ1浦和の監督に就任するJ2徳島のリカルド・ロドリゲス監督(46)が徳島のクラブ関係者、ファンやサポーターに向けて〝惜別メッセージ〟を送った。

 27日に行われた天皇杯準決勝のG大阪戦(吹田)で0―2と完敗。下克上を果たせず敗退が決まった。指揮官は「この試合に勝ち、この大会を勝利で締めくくれれば夢のような展開だったが、なかなかそう簡単にはさせてくれなかった」と無念の表情を浮かべた。

 ロドリゲス監督は来季から浦和の監督に就任するため、4年間指揮した徳島を去る。

「昇格、J2のチャンピオンになってクラブの歴史を残すことができた。ここまで積み上げてきた良いサッカーを出せたことは誇りに思う。4年やってきてクラブや選手の成長の助けにはなれたと思う」とチームの成長に胸を張り、最後は「何よりもファンやサポーターの方々の熱い声援のおかげで我々はここまで戦ってこられたので、彼らに本当に感謝を言いたい」と感謝の言葉で締めくくった。