J1柏は12日にC大阪戦(ヤンマー)と対戦し、0―0で引き分け、2戦連続で勝ち点1を分け合う形となった。

 前半からJ1得点ランキングトップの26ゴールをマークしているケニア代表FWマイケル・オルンガ(26)が幾度もチャンスを演出。しかし、最後までゴールを奪うことができなかった。

 ネルシーニョ監督(70)は「両チームともファイトしたゲームだったと思うが、我々も何度も決定機を作りながらも得点を決められなかった」と唇を噛んだ。

 かねて目標にしていたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内入りは消滅しているが「我々としては試合が残っている以上、よりいい順位を、多い勝ち点を取って今季を終わらせるというタスクを掲げているので、選手たちのモチベーションは高い」と勝利への執念は衰えていない。

 今季も残すところ2試合。来年1月4日には、ルヴァンカップ決勝(対FC東京、国立)を控えていることから「1つの準備期間でもあるので、最後までしっかり戦い抜きたい」と気合は十分。リーグ戦で弾みをつけ、年明けにタイトルを奪取する覚悟はできているようだ。