
Jリーグが30日、NPB(日本野球機構)と新型コロナウイルス対策連絡会議を開催し、村井満チェアマン(61)が海外から帰国時の対応について言及した。
Jリーグからは現在カタールで開催中のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に横浜M、FC東京、神戸が出場しているが、なかでもFC東京は12月19日に行われる決勝まで進んだ場合には来年1月4日にルヴァンカップ決勝(国立)が控えているため、現在規定されている帰国後14日間の自主待機期間での調整が懸念されている。
村井チェアマンは「3クラブがACLを戦っているが、現状14日間の待機期間がある。この期間をどのように過ごしていくのか。トレーニングもしくは試合ができる環境整備ができるかが一つの大きなポイントになる。法務省、外務省、厚生労働省、スポーツ庁、取りまとめる形で内閣府と様々な皆様へのご理解を頂かなくてはならない」と説明し、関係当局と議論を重ねている。
具体的には「カタールから出国する前の検査体制、空港での検査、2週間での期間中に最大3回にわたる検査体制、こうしたことを独自の方針を今取りまとめている。2週間の期間が緩和されたり短くされたりするわけではなく、これをどのように我々が安全に運用していくかを示しながら、どのようにトレーニングできるかを確認していく」と語った。
当該クラブにとっては喫緊の課題だけに、議論の行方に注目が集まる。
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