J1札幌は28日に広島(Eスタ)と対戦し、2―2で引き分けた。

 序盤から積極的にゴールへ迫った札幌は、前半42分にFKのキッカー・DF福森晃斗(27)が得意の左足でゴール右隅を狙う。カーブを掛けたボールはクロスバーに当たりながらも、ネットに吸い込まれた。さらに、後半8分に左CKのチャンスを得ると、福森がペナルティーエリア中央にクロスを供給。MF宮沢裕樹(31)が頭で合わせ、貴重な追加点を挙げた。

 しかし、広島もこのままでは終わらない。同9分にペナルティーエリア左を抜け出したMF浅野雄也(23)のラストパスを、FWレアンドロ・ペレイラ(29)が冷静に流し込み、1点を返す。さらに、同13分にもMF川辺駿(25)が、ペナルティーエリア中央にスルーパスを送る。反応したFWドウグラス・ヴィエイラ(33)が同点弾を決め、試合を振り出しに戻した。

 その後は、両チーム得点を奪うことができず、勝ち点1を分け合った。