決めることはできなかった。J1川崎は21日に大分(昭和電ド)と対戦。0―1で敗れ、リーグ優勝は22日以降に持ち越しとなった。

 序盤から苦しい戦いを強いられる中、前半34分にアクシデントが起きた。ペナルティーエリア内に走り込んだMF野村直輝(29)をDF谷口彰悟(29)が倒してしまい、レッドカードで退場。PKを与えると、野村にきっちり決められ、先制点を許した。その後も防戦一方の展開が続き、1点ビハインドで前半を折り返した。

 反撃したい川崎は、後半から今季12得点をマークしているMF三笘薫(23)とMF田中碧(22)の東京五輪世代をダブル投入。同22分には、DF山根視来(26)がペナルティーエリアの外からミドルシュート。同24分にもDF登里享平(30)がゴール左からシュートを放つなど、徐々に流れを引き寄せる。しかし、最後まで大分守備陣を崩すことはできず、無念の敗戦となった。

 ただ、22日に埼玉スタジアムで浦和と対決するリーグ2位のG大阪が引き分け以下に終わった場合、川崎の優勝が確定する。