鳥栖の竹原社長が声明を発表 コロナで10億円の赤字 債務超過に 自身の進退にも言及

2020年11月20日 16時40分

竹原社長

 J1鳥栖の竹原稔社長(59)が20日、クラブ公式ホームページ(HP)で「経営状況のご報告とお願い」と題する声明を発表した。

 まずは今季の残り試合のユニホームスポンサーが木村情報技術株式会社、株式会社関家具、双日株式会社、双日商業開発株式会社となることを報告した上で「新型コロナウイルス感染症の影響もあって経営的にも非常に厳しい状況のサガン鳥栖を今シーズン残りの試合で少しでも助けたいという思いでご協賛いただけました事、厚く御礼申し上げます」と感謝した。

 続けて厳しいクラブの経営状況を説明。「このまま今季を無事に終わる事ができれば、今年度の決算はコロナ禍の影響で興行収入(チケット・グッズ等)が8億円減、広告収入では2億円減となり、約10億円の赤字の見通しで、約10億円の債務超過として決算を報告する事になります。J1昇格以来、初めて負債総額が資産総額を上回る状態となります」という。

 今回は新型コロナウイルスの特例措置で、債務超過になってもJ1ライセンスを失うことはないが、「こうした状況を招いた経営責任を私自身、深刻に受け止めております。今回、融資によって、当面の資金繰りは何とかつないでおりますが、来季、ユニフォームスポンサーが獲得できない、無観客試合など開催が続き興行収入が見込めない場合は、資金難に陥り存続の危機を迎えてしまうことになります」と危機感をにじませた。

 そして自身の進退についても「現在、サガン鳥栖の未来を守るために、私の辞任を含めて検討しております。それがサガン鳥栖の生き延びる道だからです」と言及。来季も厳しい状況は続きそうだが、鳥栖は経営危機を乗り越えられるか。