本当に大丈夫なのか…。J1神戸(ノエスタ)は、15日に湘南と対戦。ベルギー代表の招集を辞退したDFトーマス・フェルマーレン(35)が6試合ぶりに先発復帰。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)も先発メンバーに名を連ねるなど、ほぼベストメンバーで臨んだものの、決定機を生かすことができず、0―2で敗れた。

 25日からアジアチャンピオンズリーグ(ACL)が再開。チームの状態が上がる気配が見られないことから「負けることが当たり前になってはいけない」と三浦淳寛監督(46)が選手に奮起を促したものの、この日もあえなく敗戦。試合後には「当然ながら勝ちにいったが、勝ってなかったのは私の責任」と顔をしかめた。DF西大伍(33)も「調子とか言う前に弱い、力がない」と表情を曇らせた。

 ACL前に残された試合は、ホーム最終戦の浦和戦(18日、ノエスタ)のみ。指揮官は「ロッカーの中は難しい状況。でも、膿は出し切ったと思って、ホーム最終戦に向けて準備したい」と前を向いたが、不安は募るばかりだ。