J1首位を独走する川崎は14日、アウェーの鹿島戦に1―1のドローに終わり、18日の横浜M戦での優勝決定は消滅。最短Vは、21日の大分戦となった。

 鹿島のDF永戸勝也(25)が新型コロナウイルスの検査で陽性判定を受け、濃厚接触者と判断されたDF杉岡大暉(22)、MF荒木遼太郎(18)、DF町田浩樹(23)、DF関川郁万(20)、GK山田大樹(18=以上鹿島)、DF常本佳吾(22=明大、特別指定選手)が欠場となる中、行われた一戦。川崎は前半18分にMF脇坂泰斗(25)が先制点を挙げたが、後半30分にFWエベラウド(29)のゴールで追いつかれ、勝ち越せなかった。

 鬼木達監督(46)は「できれば勝って帰りたかったが、今日はアウェーで試合が行なわれるかどうかという難しい状況。選手は難しい精神状態だったが、しっかりと勝ち点1を持って帰れるので、これをポジティブにとらえて、次に向かっていきたい」と前向きに語った。