柏・ネルシーニョ監督「コロナ感染」の波紋 ルヴァン杯決勝に重大不安

2020年11月04日 05時15分

柏・ネルシーニョ監督

 まさかの事態だ。J1柏の名将ネルシーニョ監督(70)が新型コロナウイルスに感染し、波紋を広げている。

 クラブによると、ネルシーニョ監督は1日午後に発熱(37・5度)し、2日からはチーム活動を欠席。一時は38・4度まで熱が上がったという。現在は平熱で目立った症状はないものの、念のため3日夜から千葉県内の病院に入院した。しかし、7日のルヴァンカップ決勝柏―FC東京戦(国立)で指揮を執ることは不可能となり、オンライン会見で柏の滝川龍一郎社長(56)は「誰が代わりに指揮を執るかは、状況を見て検討する」と表情を曇らせた。

 3日にチーム全体でPCR検査を実施したが、多数の陽性者が出た場合は、最悪の事態も想定される。感染症に詳しいナビタスクリニックの久住英二理事長は、本紙の取材に「PCR検査の感度は100%ではないので、感染を防ぐという意味では2週間くらい延期するのが理想」と指摘した。ただ、ルヴァン杯決勝の相手FC東京はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦中。11月は過密日程で試合が進むため、延期は現実的に難しいことから「今はどこにウイルスがあるか分からないが、PCR検査をして陰性だった選手を出場させればいいのでは」との考えを示した。

 Jリーグ側も「専門家チーム指導のもと、選手・スタッフに対して複数回のPCR検査を実施し、試合開催に向けて準備を進めてまいります」との前向きなコメントをしているだけに、クラスターが起きていないことを祈るばかりだ。