白星奪取とはならなかった。J1広島は3日に浦和(Eスタ)と対戦。1―1の引き分けに終わり、2試合連続で勝ち点1を分け合う形となった。

 前半3分に浦和の元日本代表FW興梠慎三(34)に先制ゴールを許す苦しい展開。それでも、後半31分に広島のFWレアンドロ・ペレイラ(29)がペナルティーエリア右の角度のないところから、右足でゴール左隅に押し込み、同点に追いついた。しかし、その後は押し気味で試合を進めながらも、最後まで勝ち越し点を挙げることはできなかった。

 試合後、城福浩監督(59)は開口一番「今日はどうしても勝ち点3を取りたかった。勝ち点1に終わったのはとても残念だし、悔しい」とコメント。「反省しないといけないのは試合の入り。このチームで一番良くない入りをしてしまった。試合運びは強く反省しないといけない」と厳しい評価を下した。

 同点弾を放ったペレイラも「勝利することを求めて90分間やってきたので、それができなくて残念」と唇をかんだ。

 次節の名古屋戦(11日、Eスタ)もホームで行われるだけに、今度こそ勝ち点3をつかみ取りたいところだ。