今季限りで引退する中村憲剛がユーチューブチャンネルで会見「いつかこの言葉を使う日が来ると」

2020年11月01日 16時36分

引退について語る中村憲剛

 J1川崎の元日本代表MF中村憲剛(40)が1日、今季限りでの現役引退を発表した。

 川崎のユーチューブ公式チャンネル上で会見を開いた中村は「私、中村憲剛は今季限りで川崎フロンターレを引退します」と〝川崎一筋〟のまま現役引退することを表明した。

「正直ホッとしている。いつかはこの言葉を言う日が来ると思っていた。チームメートには今日伝えて、すっきりしている」と晴れやかな表情で引退決断の心境を語った。

 日本代表で2010年南アフリカW杯に出場するなど国際Aマッチ68試合出場を誇り、川崎では16年に史上最年長となるJリーグ最優秀選手賞(MVP)に輝くなど日本サッカー界の顔の一人として長年にわたり活躍を続けてきた。40歳の誕生日となった前日の10月31日には、ホームのFC東京戦で決勝弾を決めたばかりだった。

 周囲からは引退を惜しむ声もあったというが「30歳を過ぎた時に、1回35歳まで頑張ろうと。35歳の誕生日を迎えた時に、妻と(話して)40歳というところで区切りを付ける、目の前の1年、1年を勝負に頑張ろうと思っていた」と決断の経緯を説明した。

 昨年11月の広島戦で左膝前十字靭帯を損傷する重傷を負い、8月29日の清水戦で復帰を果たすも首位を快走するチームの中で出場機会も減っていた。「40で終わる終着点が見え、リミットを決めていた中で前十字を切った。復帰した姿を見せて、前例のないものを見せる」と胸の内で決意し、それを証明したことで最終的にユニホームを脱ぐ決断に至った。

 J1鹿島で8月に引退した元日本代表の内田篤人氏(32)に続き、今度は川崎のレジェンドがピッチを去る。