日本代表の森保一監督(52)が20日、オンラインで取材に対応し、かつて在籍したクラブで起こった不祥事について言及した。

 2002~03年に現役最後のクラブとしてプレーした仙台では、交際女性への暴行を報じられたMF道渕諒平(26)がこの日付で契約を解除された。森保監督が10~11年にコーチを務めた新潟は、19日に道路交通法違反で書類送検されたブラジル人FWファビオ(23)とスペイン人FWペドロ・マンジー(32)が契約解除となった。

 森保監督が直接関わった選手ではないが、古巣の相次ぐ不祥事に「悲しい気持ちになる。ファン、サポーター、クラブを支えるスポンサーの方みんなが、ハッピーにサッカーを楽しめるように、行動には気をつけてほしい。私自身はサッカー選手である前によき社会人であれと教育を受けてきた。サッカーで成功するために社会性、人間性の部分で落ち着いて言動できるのは大切なことだと思う」と神妙な面持ちで語った。