ようやく連敗ストップだ。J1浦和は18日にホームで仙台と対戦し、6―0で大勝。ホームでは8月29日の大分戦以来、6試合ぶりの白星を飾った。

 仙台戦前までのホーム直近4試合は、いずれも完封負け。観客人数の上限が約1万8000人から約2万4000人に拡大する一戦を控え、DF槙野智章(33)が「ホームで勝率が悪いのは分かっている。ホームで勝ち点3を取っていきたい」と語るなど、浦和イレブンの士気は最高潮に達していた。

 前半8分にFW興梠慎三(34)がペナルティーエリア内へスルーパスを供給すると、MF汰木康也(25)がヒールパス。反応したMF長澤和輝(28)がゴールへ流し込んで幸先よく先制に成功した。同36分には、MFマルティノス(29)がFKで直接ネットを揺らして2点目。同39分にはFW興梠がPKを落ち着いて決め、前半だけで3点のリードを奪った。

 その後も勢いは止まらず、後半6分にMF汰木のクロスをFW興梠が走りながら頭で叩き込んだ。同22分と同41分にはFWレオナルド(23)が久々となる得点をマーク。最後まで盤石の戦いぶりを見せた浦和が、サポーターに勝利をプレゼントした。