頼もしいストライカーが帰ってきた。J1C大阪のFW豊川雄太(26)が17日に行われた横浜M戦(ヤンマー)で2得点。チームも4―1と大勝し、暫定2位に浮上した。

 ルヴァンカップの浦和戦(8月5日)で右ヒザを負傷し、約2か月ぶりとなった公式戦。後半21分からピッチに入ると、いきなり見せた。同26分に「顔を上げたら(キーパーが)出ていた」とペナルティーエリア手前からループシュート。「入るかなと思って打ったら入った」と相手GKのスキを突き、移籍後初ゴールだ。

 さらに、35分には「僕はディフェンスラインと駆け引きするだけだった」と、味方のパスを受けてそのままゴール前へ。相手GKと1対1になった場面でも、慌てることなく冷静に流し込んだ。

 試合後には「今季はケガもあってなかなかチームに貢献できていなかったので、だいぶ遅いが、ゴールを取れたことは自信になった」と納得の表情を浮かべた。

 途中出場ながらも存在感を十二分に発揮し、ロティーナ監督(63)も「すばらしいゴールだった」と絶賛。上位キープへ、大事なピースがチームに加わった。