ゴールラッシュで大勝だ。J1C大阪は、17日にホームで行われた横浜M戦で質の高い攻撃を披露。4―1で勝利し、暫定2位に浮上した。

 前半10分にMF坂元達裕(23)がペナルティエリア右からクロスを送ると、これに反応したMF奥埜博亮(31)がヘディングシュート。ボールは相手DFの間を抜け、貴重な先制点をチームにもたらした。

 後半は横浜Mペースで進む展開が続いたものの、C大阪が一瞬で流れを変えてみせた。同22分に奥埜がペナルティエリア右からクロスを入れるそぶりを見せながら、左足を振り抜く。角度のない位置からのシュートだったが、相手GKの逆を突き、この試合2点目を挙げた。

 勢いに乗ったC大阪は、途中出場のFW豊川雄太(26)が、同26分にペナルティーエリア手前からループシュートを放つと、ボールは弧を描きながらネットに吸い込まれた。さらに、36分にはディフェンスラインの裏を抜け出した豊川が冷静にゴールへ流し込み、リードを4点に広げた。

 意地を見せたい横浜Mは、同46分にMF水沼宏太(30)のゴールで1点を返すも反撃はここまで。C大阪が今季リーグ最多となる4得点で快勝を収めた。