大きな1勝になりそうだ。J1名古屋は4日に浦和(埼スタ)と対戦し、1―0で勝利。順位も4位に浮上した。

 マッシモ・フィッカデンティ監督(52)が「本当に激しくやり合ったゲーム」と振り返るように、序盤から両チームがせめぎ合う展開だったが、雰囲気を変えたのはエースの一撃だった。

 後半9分にMFマテウス(26)が個人技で左サイドを突破。ゴール前クロスを供給すると、元日本代表FW金崎夢生(31)が「マテウスから素晴らしいボールが来たので合わせるだけだった」と冷静に決め、決勝点をマーク。「堅くプレーできたんじゃないかと思うし、少ないチャンスをものにして、アウェーで勝ててよかった」と笑みを浮かべた。

 アウェーでは3連敗中だったものの、この日の勝利で連敗はストップ。ただ、現在は黒星と白星が交互に続く〝オセロ状態〟が8試合連続で継続中だ。

 この方式に当てはめると、次節のC大阪戦(10日、パロマ)では黒星を喫することから、勝利の立役者は「次の試合が大事になってくるので、しっかり次に向けて準備したい」と気を引き締めた。