J1川崎の元日本代表FW小林悠(33)が、敵地で1―0と勝利した湘南戦(27
日)で人気お笑いコンビ「ぺこぱ」のゴールパフォーマンスを“完成”させた。

 前半18分、MF家長昭博(34)の右クロスに頭で合わせて決勝ゴール。今季11得点目でチームメートと喜びを分かち合うとともに、何やら見慣れない奇妙な動きを見せたが、小林本人によると「ぺこぱ」の松陰寺太勇(36)のポーズだったという。

「自分のスクールの子供たちとZoomミーティングをしたとき、自分たちにしかわからないゴールパフォーマンスをしてほしいと言われ(ぺこぱの)シュウペイ(33)のは、もうやっていたので松陰寺さんのやつをやった。試合前はその動画ばかり見てたし、やれて良かった」と説明した。

 小林の母校、神奈川・麻布大渕野辺高(現麻布大高)サッカー部でチームメートだったシュウペイのポーズは、本人とテレビ番組の共演時に約束した通り、8月19日のC大阪戦でゴールを決めたときに披露していた。

 この“松陰寺弾”が決勝点となり、チームは7連勝。2位のC大阪との勝ち点差11をキープしたまま首位を独走しているが、小林は「もう1点欲しかったし、2点目を取らなければいけなかった」と貪欲で、J1タイトル奪還へさらなるゴール量産を目指す。