J1首位を走る川崎は27日の湘南戦に1―0で勝利したが、鬼木達監督(46)は高い内容を求めている。

 前半18分にパスがつながってMF家長昭博(34)がダイレクトキックで右クロスを上げると、最後は中央のFW小林悠(33)が頭で合わせて先制に成功したが、下位チーム相手に追加点は奪えなかった。

 指揮官は「勝ち点3を取れたことに尽きるゲームだった。内容としてはもっと自分たちが攻守でアグレッシブに戦いたかったけど、なかなか難しい展開になってしまった。特に1点目を取った後にたたみかける形を取れればよかったけど、少し受けてしまった」と厳しく指摘した。

 もちろん得点シーンについては「ああいうのを狙ってやっているので、体現してくれた。ああいうプレーを数多く出したい」と評価したが、目指すべきは優勝。単なる勝利だけでは満足せず、今後も内容も伴った形での勝ち点3ゲットを目指す。