J1・FC東京のMF安部柊斗(22)が同期の活躍に刺激を受けている。

 明治大学から加入した大卒ルーキーは、広島戦(8月19日、Eスタ)でJ1初ゴールを決めるとと、ルヴァンカップ準々決勝の名古屋戦(2日、味スタ)では2得点をマークするなど、存在感をアピールしている。

 しかし、他の大卒ルーキーたちも活躍を見せている。大学時代のチームメイトで鳥栖のDF森下龍矢(23)、横浜FCのMF瀬古樹(22)などが挙げられる。その中で、特に輝きを放っているのが川崎のMF三笘薫(23)だ。リーグ戦では既に8得点。首位を走るチームで実力を十二分に発揮している。

 安部は15日のオンライン取材で、三笘について言及。「(三笘)薫が点を取っていたり、アシストをしたり、いい攻撃のスイッチになっているのを見て、やっぱり大学の時から知っていたが、すごい選手だなと思った」と称賛する一方で「自分も負けたくないし、川崎とやるときは薫を止められるようにしたい」と負けん気の強さをのぞかせた。

 直近2試合はベンチから外れていたものの「明日の試合(大分戦、味スタ)に出場する機会があったら、休んでいた分フル出場できると思うので、自分らしさを出して得点を狙っていきたい」と気合は十分。同期に負けじと、ピッチで自分の実力を披露するつもりだ。