4度目の足踏みだ。史上6チーム目となるJ1通算400勝に王手をかけている清水だが、29日の川崎戦(等々力)では0―5と大敗。記録達成は次節の柏戦(9月5日、アイスタ)以降に持ち越しとなった。

 リーグ戦では、札幌戦(8日、アイスタ)で勝利して以降、1分3敗と
ドロ沼にハマっている。この日の試合でも、半年前のルヴァンカップ(2月16日、等々力)で完敗を喫した川崎相手に力の差を見せつけられた。DF立田悠悟(22)は「すべてにおいてクオリティーの差を感じた。もっとチームとしてクオリティーを上げないといけない」と悔しさをにじませた。

 特に守備面では、今季リーグ戦最多となる5失点を喫するなど、課題が浮き彫りとなった。ピーター・クラモフスキー監督(41)は「川崎がなぜ首位にいるのかが分かったゲーム」と敵を賞賛する一方で「ミスをすると簡単に突かれてしまう」とチクリ。「残念な結果になった」と唇をかんだ。
 しかし、最後には気持ちを切り替え「自分たちはまたここから次に向けてやっていきたい」と巻き返しを宣言。MF中村慶太(27)も「今日みたいな不甲斐ない試合はできない。次は勝ち点3を取りたい」とリベンジを誓った。