サッカー界随一のイケメンの後継者は現れるのか――。J1鹿島の元日本代表DF内田篤人(32)がオンラインで現役引退会見を開いた。独特の〝ウッチー節〟を全開させ、最後まで強烈なキャラクターを発揮。サッカー界の枠に収まらず、多くの女性ファンを魅了したイケメンぶりと合わせ絶大な人気を誇っただけに、テレビ業界からは〝第2のウッチー〟を待望する声が上がっている。

 内田は2010、14年とW杯に2大会連続出場して日本代表の中心として活躍し、7年在籍したドイツ1部シャルケでは10―11年の欧州チャンピオンズリーグ(CL)で4強入りするなど世界最高峰の舞台で実績を残してきた。

 超一流の選手だった一方で、やはり内田といえば特筆すべきはその人気ぶりだろう。ジャニーズ顔負けの甘いルックスとモデルのようなスタイルで、女性ファンのハートをわしづかみ。11年に刊行したフォトエッセーの「僕は自分が見たことしか信じない」は15万部の大ヒットを記録するなどサッカー界の枠を飛び越えて人気者となった。

 そんなサッカー界のアイドルとして長年君臨してきた男が引退。そこでテレビ業界からは「早く内田選手のようなテレビ映えするイケメンが出てきてほしい」と〝後継者〟を切望する声が上がっているのだ。

 というのも内田以降、誰もがイケメンと認める人気と実力を兼ね備えた選手がなかなか現れていない現状があるからだ。サッカーファンでなくとも知っているようなイケメン選手ならばテレビ局側もバラエティーなど様々なジャンルの番組で起用でき、話題にもなりやすい。それこそ内田が13年1月にフジテレビ系の月9ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」に出演したのはいい例だろう。

 さらに内田は引退会見で「ユーチューバーにはならない。長友(佑都=33、DF)さんとかやってますけど、僕はならない」と先輩をイジるなどユーモアたっぷりの個性も愛された。今の選手にもイケメンは多いが、実力、ルックス、キャラクターと〝天は三物を与えた〟内田のような存在となると、なかなか見当たらない。そんな選手が日本サッカー界に必要というわけだ。

 特に日本代表は近年、視聴率の低迷にあえいでいる。MF久保建英(19=ビリャレアル)のような実力派スター候補がいる一方で、女性ファンを獲得するアイドル選手の出現が熱望されているわけだ。

〝ポスト内田〟は見つかるのか。次なるイケメンスターの誕生に注目が集まる。