悔しい一戦となった。J1第10節、広島はアウェーで浦和と対戦。終始試合の流れを握りながらも、0―1で敗れた。

 城福浩監督(59)は「我々らしく戦って勝ち点3を取りたいという思いで浦和に乗り込んだが、それが叶えられなかった」と唇をかんだ。攻撃面では再三チャンスを演出したが、最後まで決め切ることができず「セットプレーもあれだけあったのにネットを揺らせなかったので、真摯に反省しないといけない」と課題を口にした。

 守備面でも前半5分にPKで失点を許した場面以外、ほとんどチャンスを作らせなかった。それだけに、東京五輪世代のGK大迫敬介(21)も「スキを作ってしまった。あの(PKの)一本だけなので悔しい」と唇をかんだ。

 とはいえ、凹んでばかりはいられない。19日にはFC東京、23日には横浜Mと対戦する。昨季のリーグ上位チームとの一戦を前に、若き守護神は「内容は決して悪いものではないと思うので、この内容を次の試合に生かしながら、ゴールまでの守備の認識だったりを確認していきたい」とリベンジを誓った。