〝38度翌日にチーム指揮〟J1鳥栖が金監督のコロナ感染巡りドタバタ対応

2020年08月12日 05時15分

鳥栖・金明輝監督

 J1鳥栖の金明輝監督(39)が新型コロナウイルスに感染し、クラブはドタバタが続いている。

 鳥栖は11日に指揮官がPCR検査で陽性判定だったことを発表。その際、公式HPで鹿島戦のあった8日は金監督に咳などの症状がなかったとした上で「昼体調不良」と記載していた。ところが、Jリーグの藤村昇司特命担当部長は「もし体調が悪いのに指揮したとすれば、好ましくないこと。事実関係を確認したい」と発言した。

 コロナ禍におけるクラブの対応ミスになる可能性もあったため、チームには複数のメディアから問い合わせが入ったという。その後、公式HPの表現は「昼体調不良」から「昼に微妙な違和感を感じる」に変更。8日当時はJリーグに報告義務のある症状でなかったため、チーム広報は「体調不良という言葉が誤解され、独り歩きしてしまったので改めた」と説明。竹原稔社長(59)も「試合当日の緊張など様々な感情が交錯する中で感覚的にだるく感じたもの」と強調した。

 ただ、チームが指揮官の「違和感」を知ったのは10日のPCR検査で陽性判定が出た後、本人にヒアリングを行ったからだ。そのため、9日に38度の発熱がありながらも、10日は平熱だったことで検査を受ける前にチーム練習を指揮した。ガイドラインに抵触する可能性もある中、竹原社長は「管理不行き届きがあった」と認めた。

 いくら注意しても忍び寄る新型コロナウイルスの感染リスクをゼロにするのは難しい。それでも今後は管理体制を見直し、感染予防対策を改めて徹底していく。