J1デビュー戦で躍動 FC東京のGK波多野豪 逆転での東京五輪代表入りへ猛アピール 

2020年08月09日 23時54分

FC東京のGK波多野豪

 FC東京の東京五輪世代GK波多野豪(22)がさらなる高みを見据えている。

 9日に行われたアウェーでのC大阪戦。「正直緊張していたが、試合が始まったらすんなり入れた」と、J1デビュー戦で若武者が躍動した。

 前半11分には、C大阪のMF坂元達裕(23)がゴール前で放ったダイレクトシュートを好セーブ。「ビックセーブではないと思う。たまたまポジションをよく取っていたら、僕のいる正面にボールが来てくれた」と謙遜しながらも、この日最大のピンチを好守で切り抜けた。その後も、好調のC大阪イレブンが果敢にシュートを繰り出したものの、最後までゴールを死守。試合は0―0の引き分けに終わったが、視察に訪れた日本代表と東京五輪代表を兼務する森保一監督(51)の前でアピールに成功し「無失点で抑えることができた」と充実した表情を浮かべた。

 春季キャンプでは3番手スタートだった。「悔しい思いをした」と反骨心を胸に地道に努力を重ね、スタメンの座を勝ち取った。長谷川健太監督(54)も「初先発にしては0に抑えてくれたし、勝ち点1に大きく貢献してくれた」と一定の評価を下した。

 とはいえ、同年代のGKには広島の大迫敬介(21)など、数多くのライバルが存在する。東京五輪出場に向けては、さらなる活躍が必須となるだけに「ミスはあったが、さらに積み上げて、上のステップに向かっていきたい」と反省点を述べた上で「五輪もあるし、FC東京でも優勝したい」と意気込みを示した。
「僕の持ち味の元気をチームに注入していきたい」。15日の名古屋戦(味スタ)から5連戦を前に、頼もしい守護神が現れた。