ルヴァンカップ1次リーグ第2節が5日、各地で行われ、柏はホームで湘南と対戦。1―0で勝利を収め、2連勝で勝ち点を6に伸ばした。

 柏の名将・ネルシーニョ監督(70)が「チームとしての底上げを図る上でも非常に重要な位置づけの大会になる」と話す大事な一戦で、起用された選手たちが期待通りのパフォーマンスを発揮した。

 J1得点ランキングトップのFWオルンガ(26)や東京五輪世代のDF古賀太陽(21)らを温存した影響か、序盤こそ湘南に押される場面も見られたが、後半からは見事に試合を立て直した。

 同3分にFKのチャンスを得ると、キッカーのFW山崎亮平(31)が右サイドから正確なクロスを供給。ファーサイドで湘南DFとの競り合いを制したFW呉屋大翔(26)が頭でゴール右隅に叩き込み、待望の先制点を挙げた。

 守りでも、下部組織出身のGK滝本晴彦(23)が横っ飛びの好セーブなどで最後までゴールを死守。盤石の戦いぶりで、きっちりと白星をつかみ取った。