J1名古屋のDF太田宏介(33)が、新型コロナウイルス感染者が相次ぐチームの実情を明かした。

 名古屋ではDF宮原和也(24)とMF渡辺柊斗(23)らの感染により7月26日の広島戦が中止になるなどJクラブで最も多くの感染者が出ている。3日にウェブ上で取材に応じた太田は新型コロナ禍に見舞われている現状について「毎日いろんなニュースを見ていると不安でしかない」と率直な思いを吐露。「個人としても予防を徹底している。練習以外のプライベートで外出は控えている。それに尽きる。外部との接触をなるべくしない」と不要不急の外出自粛を徹底して感染予防に努めている。

 厳しい自粛と節制を自らに課す生活は精神的に張りつめそうだが「普段からストレスを全く感じないハッピーな人間なので。サッカーを毎日やれていることが何より幸せでストレスは感じていない」とポジティブだ。

 持ち前の明るさでチームのムードメーカーになっており「とにかくいい雰囲気で臨めるように、練習前にロッカールームに入った時点からみんなを声で鼓舞して盛り上げている。普段の練習でも新型コロナウイルスの影響でいろいろな不安を抱えることがあったけど、ピッチに入ったらサッカーに集中しなきゃいけない。そういった声掛けをしてきた」。

 難しいチーム状況でも、1試合消化が少ない現状で5位と健闘。好調の裏には、元日本代表の奮闘もあるようだ。