J1鳥栖で発生した〝発熱騒動〟の影響は――。J1横浜FC・下平隆宏監督(48)が3日にウェブ上で取材に応じ、5日のルヴァンカップ鳥栖戦(駅スタ)の開催を切望した。

 鳥栖は1日のFC東京戦(味スタ)の直前に選手の発熱が判明。予定通り試合は開催されたが、FC東京の長谷川健太監督(54)が試合後に「濃厚接触者がいるのかいないのか分からない状況の中で、今日の試合へ(選手を)臨ませなければいけなかった。やらないべき」と試合強行に不満を露わにするなど騒動となっていた。

 間隔を置かず5日に対戦する横浜FCにとっても他人事ではないが、下平監督は「鳥栖の選手の状況はクラブ間同士で確認してもらっている。まずは確認をしっかり取れているのが大事」と発熱した選手を含め、鳥栖の状況に関してクラブ間で情報交換している現状を明かした。

 そのうえで「問題なければ試合はやりたいし、感染拡大しているけど選手、スタッフも感染予防の対応はしている。なるべく中止にならずに試合はやりたい。メンバーも変わる中で勢いをつけるキッカケにしたいので、試合をやって勝ちにいきたい」と予定通りの試合開催に意欲を見せた。

 注目のカズの出場も予想されるだけに、まずは無事に試合開始までこぎつけられるか気になるところだ。