井上潮音の2ゴールで東京Vが今季初勝利 永井監督「ヴェルディのイニエスタになってほしい」

2020年07月15日 22時28分

 J2東京Vは15日、ホームの甲府戦に4―2で勝ち、リーグ5戦目にして今季初勝利を挙げた。

 MF井上潮音(22)が、2ゴールの活躍で勝利の立役者となった。まずは前半37分。MF井出遥也(26)のスルーパスを受けると、相手GKと1対1になり、冷静にゴール右へと流し込んで先制点を決めた。2点目は1―1で迎えた後半13分だった。ペナルティーエリア右から供給されたグラウンダークロスに、中央に走り込んできた井上がしっかり合わせて勝ち越しに成功した。

 さらに後半21分には井出に、同30分にDF若狭大志(30)のゴールも生まれて今季1試合最多得点のおまけ付き。永井秀樹監督(49)は、2ゴールの井上を「普段からよくやっているが、今日は素晴らしかった。ゴールというわかりやすい結果を残してくれた。彼はもっとやれると思う」と大絶賛。さらには「(前監督の)ロティーナさん(現J1C大阪監督)は、ヴェルディのメッシと言ったようだが、僕はヴェルディのイニエスタになってほしい」と大きな期待を寄せた。

 0―1で敗れた前節(11日)の大宮戦では前半だけで交代する悔しさを味わったが、指揮官は「ハーフタイムで(井上が)涙を見せていて、次はやってくれると直感で感じていた」と明かした。

 涙について井上は「(大宮戦は)ふがいないデキで自然と出てきた涙だった。でもスタメンで使ってくれたのは(永井監督に)感謝しないといけない。この試合で活躍できるか、できないかでこの先の評価が変わってくると感じていたので、この試合にかける思いはいつもより強かった」と語った。

 井上は東京五輪世代の一人。「延期になってチャンスもあると思う」と語った上で「2点取ったけど、まだまだ見直すべきところは多い。また切り替えてもっといいパフォーマンスをしていきたい」と、さらなる高みを見据えた。