J1浦和が有観客試合初戦で鹿島下し2位浮上 大槻監督「タイミングのいい拍手で乗っていけるところが出た」

2020年07月13日 00時05分

勝利を喜ぶ浦和イレブンとサポーター

 日本一のサポーターがスタジアムに帰ってきた。有観客試合初戦となった浦和はホームで鹿島と対戦。1―0で勝利を収め、2位に浮上した。

 まさに百人力といったところか。サポーターの温かい拍手と熱い視線が注がれる中で、今季公式戦初スタメンのMFエヴェルトン(27)が大仕事をやってのけた。後半7分、CKのキッカー、DF山中亮輔(27)が蹴り込んだボールに反応。こぼれ球を華麗なバックヒールで流し込んで先制点をマーク。歓喜に沸くサポーターと選手らがともに喜び合う本来の光景が久しぶりに戻ってきた。

 Vゴールを決めたエヴェルトンは「チャンスの少ない試合だったので、セットプレーからうれしいゴールが決められた」と満面の笑みを浮かべた。

 不調に苦しむ鹿島が相手でも、大槻毅監督(47)は「勝ち星はついていないけど、全員が勝利に執着して戦っている」と警戒。チームに緊張感を持たせることで、過密日程でも選手たちの気持ちが切れることはなかった。

 試合後、大槻監督は「サポーターの入った最初の試合で鹿島に勝つこと。やれることは多々あったが、結果を出せたことが収穫。(サポーターの)タイミングのいい拍手で乗っていけるところが出た」と充実した表情を見せたものの、すぐに「1週間トレーニングを積んで次(18日、FC東京戦)に備えたい」と切り替えた。

 昨季はリーグ14位に沈み、苦しいシーズンを送った。〝常勝軍団〟復活へ。サポーターの力を背に、今季は悔しさを力に変える。