12日の敵地での横浜M戦は、優勝がかかった昨季の最終節以来。その時は敗れて悲願の優勝を逃したが、新型コロナ禍によるリーグ戦中断から再開後最初の有観客試合となる一戦で3―1と見事に逆転勝利を果たした。

 前半4分にFW遠藤渓太(22)に先制を許したが、同17分にFWディエゴ・オリベイラ(30)のPKでまず同点。さらに途中出場のMFレアンドロ(27)が同アディショナルタイムに鮮やかなFKを決めて逆転に成功した。

 レアンドロは後半立ち上がりの1分にも貴重な追加点を挙げ、2ゴールでチームを勝利へと導いた。

 殊勲の助っ人は「いい試合ができて、結果も出て非常にうれしく思う」と笑顔。試合を決めたFKには「普段の練習の成果が試合に出る。非常にうれしい」と充実の表情を浮かべた。

 前節は川崎にホームで大敗していただけに「前回ホームで負けたが、ここで勝てて本当によかった」とレアンドロ。惨敗ショックから切り替えて因縁の相手に快勝し、今後のリーグ戦へ弾みをつけた。