サポーターの力はやはり大きい。J1川崎は11日の柏戦(等々力)に3―1で快勝。元日本代表MF家長昭博(34)が豪快なミドルシュートを含む2得点をマークし、チームを暫定首位に導いた。

 久々の有観客試合となった一戦。4724人のサポーターの前で躍動した家長は、先制点となった前半40分のヘディングシュートについて「入れるだけだったので」と謙遜。2点目の股抜きミドルシュートも「とりあえず打ってみようかな、という感じ。股は狙ってなかったのでラッキー」と話した。

 観客の前でのプレーについては「久しぶりにお客さんが入ってくれてありがたかった。1週間後からまた連戦が始まるので、しっかり練習して連戦に戻りたい」と気を引き締めた。

 鬼木達監督(46)も「久々にお客さんの前でプレーできたことに感謝したい」とコメント。続けて「お客さんの力も感じたし、選手もやっぱりお客さんあってのサッカーだという思いになたっと思う。一緒に喜び合えるのはゴールだと思うので、サポーターの方にゴールで恩返しできたら」と誓った。