V候補のFC東京が惨敗 長谷川監督「公式モードに切り替わっていない」

2020年07月09日 10時57分

FC東京・長谷川監督

 V候補のJ1FC東京がまさかの惨敗を喫した。新型コロナウイルス禍による中断から再開後初の本拠地開催(8日)で川崎を迎え撃ったが、前半だけで4失点。自慢の守備が完全に崩壊して0―4で敗れた。川崎の完成度の高さや、昨季も完敗している苦手意識もあっただろうが、さらに今季ならではの事情もあるようだ。

 長谷川健太監督(54)は「どのチームも一緒かもしれないが、東京の場合は始動して(時間が短い)という部分で、まだ完全に球際とかそういう部分が公式モードに切り替わっているまでに至っていない。川崎のように球際やパワーを持ったチームに対しては、まだまだストロング(強み)を出し切れる状態に来ていない」と分析。

 緊急事態宣言の解除が最後になった首都圏のクラブは全体練習の再開も遅れ、試合までの調整期間が十分に取れなかった影響に言及した。

 FC東京は昨季の4―4―2から、3トップで攻撃的なサッカーを目指し、4―3―3のシステムを採用する。新戦術が浸透するには時間がかかる上、成否を左右する攻撃陣の助っ人にはFWレアンドロ(27)やFWアダイウトン(29)と新戦力もおり、連係を磨くには時間を要する。

 一つ歯車が狂うと立て直しが利かなくなるのは、完成途上のチームにありがちな話。今後は調子を上げてくることが予想されるとはいえ〝短期決戦〟の今季は悠長なことも言っていられない。