浦和のFW興梠慎三(33)が30日にウェブ上で取材に取材に応じ、4日の横浜M戦(埼スタ)で再開を迎える今季の意気込みを語った。

 J1通算150得点まであと2、浦和では史上初となるクラブでの100得点まであと1と迫っており、再開直後の到達に期待が高まる興梠。「試合に出るからにはゴールは求められるので、それは常に狙っていきたい」とヤル気満々で、メモリアル弾でチームを勝利に導く覚悟だ。

 注目の再開初戦はいきなり昨季王者との一戦。「マリノス戦に向けてチームもいろいろ調整してやってきたので、そこで100%出せれば」と王者を叩いて一気に波に乗りたいところだ。

 4か月以上に及ぶ中断期間には、熱狂的な応援でチームを支える地元のために行動を起こしていた。

「コロナで飲食業の人たちがすごく困っていると聞いていたので、浦和の街で食べに行くことはできないけど、テイクアウトをして少しでも飲食業の方に貢献できるようにいろんなお店を回って持ち帰って食べるというのをやっていた」と興梠。休業要請などで多くの飲食店が経営に苦しむ中、少しでも地元に恩返しをしようと〝テイクアウト巡り〟を続けたという。

 具体的な店名などは明かさなかったが、浦和は様々なジャンルの料理で老舗や名店が多いだけに「プクプクする日々だった(笑い)」と食が進んで売り上げにも貢献したようだ。

 エースが浦和のグルメパワーを源に、王者との大一番に臨む。