どうすれば無観客試合で「ホームの利」が得られるか

2020年06月03日 16時40分

前園真聖氏

【前園真聖 ゾノの焦点】Jリーグは6月27日にJ2、J3、7月4日にJ1がリーグ戦を再開します。ようやく開催のメドが立ち、不安を抱えていた選手も目標に向かって意欲的に調整を進めることができるでしょう。

 当面は無観客試合でリーグ戦が行われますが、一つ気になっているのは「ホームアドバンテージ」です。本拠地の試合では、自軍サポーターの大声援で相手チームを威圧し、選手たちはより大きなパワーを発揮します。ところが、観客がいない中での試合となれば“ホームの利”を得るのは難しいかもしれません。

 実際に、再開したドイツ1部リーグの第26、27、28節の計27試合でホームクラブが勝利したのはわずか5チームしかありませんでした。となれば、Jクラブも本来、勝率が高いとされるホームゲームで勝ち点3を得るためには、選手たちを鼓舞するような戦略が必要かもしれません。

 韓国(Kリーグ)ではスタンドに自チームのユニホームを着た人形を並べていましたし、海外発の報道では、選手のチャント(応援歌)を無人のスタジアムで流すというアイデアが紹介されていました。サポーターの生声援とは比較にならないですが、少しでも選手を勇気づけるためにクラブ側も知恵を絞っていることがうかがえます。

 Jリーグでも同じような策を検討しているクラブもあるようです。選手を盛り上げるために、ピッチ外でどんな取り組みをするか。チームの戦い方と同じように注目しています。