武田修宏氏がJ再開を不安視「選手ファーストなのかな?」

2020年05月30日 11時00分

【武田修宏の直言!!】Jリーグは選手ファーストなのかな。J1は7月4日、J2、3は6月27日に再開することが決まったけど、準備期間が約4週間では短いんじゃない? 現場のスタッフや選手に聞くと、約2か月間もトレーニングができていないことから不安の声が聞かれたよ。

 通常、シーズン開幕前の準備期間は最低6週間必要とされている。それだけに選手たちも調整不足を心配しているし、今後は気温も高くなっていく中、1週間に2試合の開催も多くなるわけで、当然ながら選手への負担が増大するよ。そうなると、負傷のリスクが高まるってことでしょ。

 海外発の報道では、すでに再開したドイツリーグでは最初の6試合で8人の選手が負傷したと報じられていたし、韓国Kリーグも多くのケガ人が出たと聞いた。それに首都圏や関西圏のクラブと地方クラブでは緊急事態宣言の解除時期が違うため、始動日が遅くコンディションにも差がある。

 特に気になるのは新型コロナウイルスの影響で各クラブも経営状態が良くないこと。来季の経費削減は明らかだから、仮にケガをして結果を残せないままシーズンが終われば、戦力外通告を受ける可能性も高くなる。中でもベテラン勢はケガをしたら大変じゃないか。年俸も高いから“リストラ”の対象になりやすいと思うよ。

 自分はプロサッカーのOBとして現役選手たちをリスペクトしている。Jリーグも選手のことを考えていないわけではないけど、もう少し準備期間があっても良かったのかもしれないね。

(元日本代表FW)