横浜Fの二の舞いにならないように選手たちはリスクマネジメントを!

2020年04月21日 16時40分

ホーム最終戦を終え、うなだれるフリューゲルスイレブン、関係者(98年11月)

【武田修宏の直言!!】新型コロナウイルスの猛威が収まらない中、1998年シーズンで事実上、消滅した横浜フリューゲルス(横浜F)のことを思い出したね。

 当時、横浜Fに所属していた友人のFW桜井孝司(42)に聞いたんだけど、98年10月末、チームから「ミーティングするので朝9時集合」と連絡が入り、クラブハウスに行くと、お偉いさんから「今季限りでチームは解散することになった」と言われたそうだ。あまりに突然のことで選手たちは大パニック。「選手の保証はどうなるか」と問うと、クラブ側からは「チームがなくなるのでわからない」と聞かされて、ものすごく不安になったとも…。

 当時、大きな話題となった出来事。横浜Fの親会社の一つ、佐藤工業が経営から撤退し、全日空だけではクラブを支えられなくなり、最終的には横浜Mに吸収という形になったんだけど、今回も同じような事態が起きかねないよ。実際、複数の地方クラブは経営的に「かなりやばい」って話も聞いているしね。

 そうなると、困るのはいつも選手たち。横浜Fの二の舞いにならないように、今からシミュレーションしておくべきだよね。クラブがなくなったときに契約はどうか、給与はどこが保証するのか、何事もリスクマネジメントしておくことが大事だから。各関係団体がしっかりと話し合いをし、有事の対応策を考えてほしいね。

 あと、お願いしたいことがある。Jクラブはクラブハウスなどの関連施設をウイルス検査などののために貸し出すことを検討してほしい。こんなときだからね。これも地元貢献の一つじゃないかな。

(元日本代表FW)