新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動を休止しているJ1浦和のFW武藤雄樹(31)が20日、ウェブ会議形式で取材に応じ、リーグ戦再開に向けて現在の生活や思いなどを語った。

 コンディション維持のためランニングのほか、チームから指示された筋トレメニューなどで調整しているという武藤。在宅時間を有効活用するためにゴールシーンを集めた映像での研究、起床後に読書を習慣化するなど様々な試みを実践しながら生活を送っている。

 さらに新たな企画にも挑戦する。浦和では23日に武藤のほかGK西川周作(33)、MF宇賀神友弥(32)が参加して、小学6年生以下のファンクラブ会員を対象にウェブ会議形式による「選手とお昼トーク!」を開催予定。「学校が休みだったり、子供たちが外に出られない状態でストレスがたまっていると思うので、レッズとしても子供たちに楽しい時間をみんなでつくれたらと思う」とファンと触れ合う貴重な機会を心待ちにしている。

 公式戦再開のメドは立たないが、チームは22日からビデオ通話を用いて合同トレーニングを開始する予定。「熱いプレー、泥くさくても全力のプレーを見せて、僕自身はゴールを常に見せたい」と意気込み、再開へ向けて調整を続けていく。