Jリーグと日本野球機構(NPB)が2日、新型コロナウイルス対策連絡会議を共同で設立することを発表した。

 Jリーグは15日までの公式戦を中断、NPBはオープン戦の無観客開催を新型コロナウイルス感染防止対策として実施する中、感染状況を分析した上で試合開催やスタジアム運営のあり方、選手ら関係者の感染防止に関する情報や対策などを両団体で共有し、今後の公式戦開催に関する判断材料とする方針だ。

 メンバーはJリーグ側から、村井満チェアマン(60)ら理事と特任理事9人に加え、日本サッカー協会からも須原清貴専務理事(53)ら3人、NPB側からは12球団の代表者、そして専門家チーム3人を加えて構成する。

 Jリーグの村井チェアマンが「日本において多くのお客さまに支えられている2つの団体が連携することは大変画期的」と話せば、NPBの斉藤惇コミッショナー(80)も「この国難と言える局面を乗り越えるために、プロ野球とJリーグが手を携えて、異例の協力体制を取ることを決断した」と2大スポーツがタッグを組む意義を揃って強調。スポーツ界全体の指標となるべく、会議で得た情報を他の競技団体にも広く公開していく構えだ。