Jリーグは25日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、26日の「ルヴァンカップ」グループステージ第2節7試合の延期を決めた。

 J1浦和は、同カップのJ2松本戦(26日、埼玉スタジアム)に向け、さいたま市内で非公開練習を行っていたが、練習後のミーティングで一報を耳にしたという。

 主将で元日本代表GKの西川周作(33)は「残念ですけど、サッカーをやれているのは僕たちだけの力でもない。当たり前のことに感謝しないといけない。いろんな方の支えがあってできていることを、改めて中止(延期)が決まって感じた」と心境を述べた。

 現在、日本国内でも新型コロナウイルスの感染が拡大。今後1~2週間が山場になるのではとの報道も出ているだけに「自分たちも気をつけないといけない身なので、ピッチを離れたところでも、引き続き注意していきたい」と危機感を強めた。

 試合には、約2万5000人が来場予定だった。多くのファンが選手たちの雄姿を目にすることができなくなったが「この試合は延期なので、またこの先に(試合が)待っていることは間違いないので、またそこで、たくさんの方に笑顔を与えられるように、僕たちは全力で準備していきたい」と前を向いた。