若手に席は譲らない。J1G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(40)が横浜Mとの開幕戦(23日)にフル出場し、同GK楢崎正剛氏(43)が持つJ1最多出場記録(631試合)に並んだ。「並んだだけですけど、非常にうれしく思う。まだまだ記録を伸ばしたい」と意欲を語った。

 いつまで現役を続けたい考えなのか。遠藤は「自分が自分に聞きたいくらい。決めていない」と笑いながらも「充実したサッカー人生を送るためには試合に出続けないといけないし、いい準備をしないと、若い選手が出てくるので、それに負けないように粘り強くやっていきたい」と力強かった。

 同年代の多くが現役を退く中、元日本代表MF中村俊輔(41=横浜C)がJ1開幕スタメン最年長記録をマークしたことに「いい刺激になる」と話した一方で「サッカーが好きなので。前に敵がいる限りは敵に負けたくない気持ちが大きいので」と言い切る。40歳を迎えても高いモチベーションを維持するレジェンドが名門クラブをけん引する。