天皇杯V神戸 ポルディ残留のカギ握る東京五輪

2020年01月04日 16時30分

天皇杯を制した神戸のポドルスキ(10番)は笑顔でカップを掲げた

 日本版“銀河系軍団”の浮沈を左右するのは東京五輪か。

 元日のサッカー天皇杯決勝でJ1鹿島を2―0で下したJ1神戸が、クラブ創設25年目にして初のタイトル獲得を果たした。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)とともにチームで中心的役割を担ってきたのが元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(34)だ。

 居並ぶ大物助っ人たちの中で一番の“古株”で、昨季限りで2年半契約が満了。昨季はケガに苦しんで5ゴールに終わったとはいえ、最終節(12月7日)の磐田戦ではハットトリックを決めて健在ぶりをアピールした。

 今季はクラブ初のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場も控え、国際舞台で活躍してきたポドルスキの力はピッチ内外で必要とあって、神戸側はすでに契約延長を打診。しかし予算の都合で減俸を提示しているとみられ、今後の交渉は難航が予想される。ポドルスキのもとには「いくつかの話は来ている」と本人が語るように、欧州や南米をはじめ多くのクラブからオファーが舞い込んでおり、退団の可能性は高まっている。

 ただ一方で、逆転残留の目もある。ポイントになるのが今夏の東京五輪だ。すでに東京五輪出場を決めているドイツは、オーバーエージ(OA)枠の有力候補にポドルスキをリストアップ。本人も「そういう話はある」と認めた上で「もちろんやる気はある。DFB(ドイツサッカー連盟)が自分を求めてくれればそれに応える準備はできている。自分がそこにいられるのはすごく光栄だ」と五輪の舞台に立つことを熱望しているのだ。

 東京五輪出場を見据えると、日本でプレーを続けたほうがコンディション調整がしやすく、周囲との連係も成熟し環境的にも慣れ親しんだ神戸に残留することがベストの選択肢と言える。大物ストライカーの決断はいかに?