【Jリーグ】資金力潤沢なカタール勢が森重&仲川の強奪準備中

2019年12月28日 16時45分

カタール勢はMVPの仲川(左)に興味津々

 オイルマネーがJリーガーにロックオンだ。中東の有力クラブが続々と今シーズンに活躍したJリーグ選手の獲得に乗り出している。なかでも熱心なスカウティングを行っているのが、2022年にW杯を開催するカタール勢。欧州で活躍する一流プレーヤーに加えてアジア最高レベルにあるJリーガーを積極的に“輸入”し、地元リーグの底上げを図る構えだ。

 Jリーグ各クラブが来季に向けて新たなチーム編成に奔走する中、海外クラブの動向も注目だ。在京Jクラブ関係者は「中東、特にカタールやサウジアラビアなどのクラブがJリーグの有力選手を引き抜こうと動いている。欧州に行きそうな若手ではなく、実績や名前(知名度)のあるベテランや中堅どころ、外国人選手を中心に狙っているようだ」と指摘した。

 これまでも中東や中国など豊富な資金を持つクラブが、Jリーグで活躍した外国人選手を高額な条件で引き抜いていくのは常とう手段。今季も大活躍したJ1得点王のFWマルコス・ジュニオール(26=横浜M)やFWディエゴオリベイラ(29=FC東京)らに多くのクラブが触手を伸ばしているという。

 特に気になる動きを見せているのがカタール勢。J助っ人選手に注目しながらも“本命”は日本人選手だ。前出の関係者は「仲川(輝人=27、横浜M)や森重(真人=32、FC東京)をリストアップしているようだ」と語る。今季MVPを受賞したMF仲川や、日本代表の主力としてブラジルW杯にも出場したDF森重ら“Jのビッグネーム”にカタール1部の複数クラブが白羽の矢を立てているのだ。

 カタール側は調査段階で選手やクラブ側に現在のところ移籍の意思がないことを把握しているため、まだ正式オファーこそ出していないが、今後は破格の移籍金や年俸を用意して“強奪”する準備を進めているという。

 ここまでカタール勢が日本人選手に熱を上げるのは、自国開催のW杯を見据えてのもの。27日には同国1部アルドハイルがイタリア1部ユベントスのクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチ(33)を獲得したと発表した。すでに世界のトップ選手が多くプレーしているが、日本人選手はアジア枠としてカウントされるため、リーグ全体の強化につながると考えているのだ。

 中東でも資金力が潤沢なカタール勢の動向次第では、Jリーグ各クラブに激震が走るかもしれない。