J1参入プレーオフ敗戦の大宮は戦力大幅ダウンの危機

2019年12月02日 16時30分

 J1参入プレーオフ(PO)で敗退したJ2大宮が、主力流出の危機を迎えている。

 PO1回戦(1日)で山形に0―2で敗れた大宮のMF三門雄大(32)は「(練習時など監督の)高木(琢也=52)さんに怒られてピリッとするのではなく、自分たちでやらないといけない。僕や塩さん(GK塩田仁史=38)だけでなく、いろいろな指示の声を出せる選手が出てこないといけない」とチーム内のリーダー不足を嘆いた。

 チームに主体性を持った選手が少なく、臨機応変に対応できないことが、2年連続の1回戦敗退という勝負弱さにつながったという。ただ、来季のJ1昇格に向けて課題克服以上に懸念されているのは戦力ダウンだ。

 あるJ1クラブの強化担当は「(大宮は)J1経験者も多い。興味を示すチーム(J1クラブ)もあるのでは」と指摘する。元日本代表FW大前元紀(29)、スペイン1部バルセロナ下部組織出身のMFダビド・バブンスキー(25)、MF茨田陽生(28)、MFイッペイ・シノヅカ(24)、FWロビン・シモビッチ(28)らがターゲットになりそうだ。

 特に資金力豊富な大宮はJ2に降格した2018年シーズンも多くの主力選手が残留したが、2年連続で昇格に失敗。J2で3季目となれば、より高い舞台を求めて移籍を志願する選手が続出するとみられている。果たして貴重な戦力を慰留できるか。