J1横浜M「ONE TEAM」で15年ぶりリーグV目前

2019年12月02日 16時30分

 J1首位の横浜Mが、ラグビーW杯で初のベスト8入りを果たした日本代表ばりの「ONE TEAM」化で15年ぶりのリーグ制覇を目前にしている。

 最終節(7日)で2位FC東京と直接対決を迎えるが、3点差以内の敗戦でも歓喜の瞬間を迎えられる“ほぼ優勝”という状況に立った。ただ攻撃的スタイルが持ち味だけに、守備的に戦う選択肢はない。今季15ゴールで得点ランキング首位のFW仲川輝人(27)は「攻めて攻めまくって、点を取って勝てばいい」と力を込めた。

 昨季12位で今季開幕前には優勝候補に挙がっていなかったダークホースが躍進した一因は、チームの一体化だ。ブラジル人のFWエリキ(25)は「このチームには日本人だけでなく、タイ人もいるし、セルビア人もいる中で、すごくよいファミリーをつくることができている。ファミリーをつくればチームが強くなる。そういったところで今のような結果が出ていると思う」と強調。ラグビー日本代表で、様々なルーツを持つ選手が結束したことに通じるものがある。

 川崎戦(30日)でもその一端が垣間見えた。後半44分、すでに2得点のエリキが相手GKと1対1になったとき、フリーのMF遠藤渓太(22)にパスを出してゴールをお膳立て。元日本代表DF松原健(26)が「普通はハットトリックを狙いにいくところをパス。チームのためを思ってやってくれている」と感心するほどだ。

 実際にこの1得点で、リーグVに向けてより有利な状況になった。横浜Mは本家に匹敵する「ONE TEAM」でリーグ制覇を実現する。