【ACL】浦和無冠 J1では残留争いで”血の入れ替え”必要

2019年11月25日 16時30分

ガックリと倒れ込む槙野

 J1浦和でチーム再編が始まる。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦(24日、埼スタ)、浦和はアルヒラル(サウジアラビア)に0―2と敗れて2戦合計0―3でタイトルを逃した。今季の無冠が確定した浦和では、チーム再建に向けて大改革を求める声も噴出。クラブ出身で元日本代表主将のMF長谷部誠(35=Eフランクフルト)ら国内外を問わず大物選手がリストアップされそうだ。

 実力の違いをまざまざと見せつけられた。敵地での第1戦を0―1で落とした浦和はホームで逆転を狙ったが序盤から劣勢を強いられると、後半に2失点を喫してアジア王座奪還に失敗。今季の無冠が確定した。

“アジア最大のビッグクラブ”と言われながらも2006年以来J1制覇なし。今季もリーグ13位に低迷し、残留争いの真っ最中。来季に向けてテコ入れは避けられない。すでにクラブ側はシーズン半ばに就任した大槻毅監督(46)に続投要請したものの、中村修三GM(60)を解任、土田尚史氏(52)を強化本部長に据えて体制の一新を図ることになった。

 そうなると、今後の焦点はチームの再編成だろう。選手らもチーム立て直しに向けて“血の入れ替え”の必要性を認識している。元日本代表GK西川周作(33)は「他のチームに比べて30代の選手も多いし、若手も出てきている中でチームの底上げをもっとしないといけない時期だと思う。チームとして積み上げてきたものがなくなりかけてきた中で、チームとしてもどういう方針でいくのか今後、確かめていきたい」と指摘する。

 浦和は若手が育ってきてはいるものの、チームの主力を担うベテラン勢の顔ぶれがあまり変わらず、戦力や戦術ともに頭打ちの状態と過渡期を迎えている。そこで必要になるのがチームの屋台骨となりうる大物だ。かねて復帰待望論のあるMF長谷部や日本代表MF原口元気(28=ハノーバー)のクラブ出身者に加え、欧州で出場機会が激減している同DF吉田麻也(31=サウサンプトン)が補強ターゲットとして浮上する。

 またFW興梠慎三(33)が敗れたアルヒラル戦を振り返り「個々の能力が高いけど、特に外国人の質が高かった」と分析したように、優良助っ人の獲得も大きな課題。神戸や鳥栖が世界的ビッグネームを獲得し、話題となったが、浦和も世界的なスター選手の補強に動くとみられている。

 毎年のように戦力の増強に取り組むものの、なかなか結果につながっていない。現状打破に向けて無冠となった今オフは聖域なき構造改革が断行されそうだ。