【ALC】準決勝第1戦で浦和が広州恒大に先勝 火をつけた敵将の“余裕発言”

2019年10月03日 16時30分

 J1浦和は2日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦で広州恒大(中国)に2―0と先勝し、2年ぶりの決勝進出に王手をかけた。前半19分にFWファブリシオ(29)、後半30分にMF関根貴大(24)が決め、守備陣もアウェーゴールを許さずに第2戦(23日、広州)へ向けて優位に立った。

 この劇勝の裏には、広州恒大のファビオ・カンナバロ監督(46)が放ったコメントがあった。前日会見で「今年、Jリーグでは、とても苦しんでいるような印象を持っている」と、浦和を見下しているとも受け取れる発言。これがイレブンに火をつけた。

 チームリーダーのDF槙野智章(32)は「燃えたね。試合前に、みんなにも言った。僕たちのことをあまり警戒していなかったのかもしれないし、ちょっと余裕みたいなコメントを出していた。それに対する思いは出さないといけないと思った」。相手指揮官の不用意な発言が、チームの団結力を高めた。

 決勝進出に先手を取った浦和だが、この先にはイバラの道が待ち受けている。エースFW興梠慎三(33)が右足首と左足を痛め、今後の状態が不安視されている。特にリーグ戦では、J1昇格プレーオフ(入れ替え戦)に回る16位の鳥栖と勝ち点差4の13位。J2降格の危機にあり、ACLとJ1でともに欠かせない興梠をどう起用していくか、悩ましいところだ。

 ファブリシオは「誰かが不在なら、ピッチに立っている選手がしっかりそこを埋める」とFW陣全体でのフォローを誓ったが、浦和にとっては厳しい戦いが続きそうだ。