FC東京・永井が激白 移籍した久保建はこんな選手

2019年08月29日 16時30分

(左から)永井、久保、室屋

 2022年カタールW杯アジア予選に臨む森保ジャパンの秘密兵器となるか。J1で首位を走るFC東京の日本代表FW永井謙佑(30)が本紙インタビューに応じた。“再ブレーク”した快速ストライカーは愛妻のサポートや相棒だった同MF久保建英(18=マジョルカ)の移籍について激白。さらには来夏の東京五輪に挑むイレブンにメダル獲得の“秘訣”を伝授した。

 ――初優勝へ向けて攻撃陣をけん引している

 永井 昨年は夏以降に得点が取れなくて勝てなかったので、しっかり反省し、今年はチャンスのときに絶対決めるという意識でやっている。

 ――好調の理由は

 永井 昨年より危険な位置で待てている。シンプルにゴールを…と。僕と(2トップの)ディエゴ(オリベイラ=29)でどれだけ(得点を)取れるかで順位が変わる。

 ――夏場のコンディション調整について

 永井 筋肉系のケガが怖いので水分をよくとり、普段は午後9~10時くらいに寝ている。(食事は)基本的に自分の好きな物を奥さんにつくってもらっている。(学生時代を過ごした)九州の味付けなので落ち着く。しょうゆは甘いし、みそ汁も白。ゆずコショウを付けて肉を食べたり。うどんは家で絶対つくってもらう。ダシが違う。ゆで加減もやわい。そっちのほうがいいので。

 ――日本代表では6月のエルサルバドル戦で2ゴールの大活躍

 永井(追加招集のため)準備は全くしていなかった(笑い)。割り切って、FC東京でやっていることをそのままやろうと。裏のスペースを突いて仕掛けられるときは仕掛けるスタンスで。

 ――代表ゴールをキッカケにFC東京でもゴールを量産している

 永井 ワンテンポ、落ち着いてシュートを打つ前に余裕ができた。リーグ戦で駆け引きを学べてきていた部分があって、代表で点を取ったことでより冷静に判断できるようになってきた。

 ――W杯アジア予選が始まる

 永井 チームは首位にいるので一戦一戦、勝ち点3を取ることで必死。僕にはそんな余裕はない。(まだW杯予選は)考えてないですね。

 ――J1前半戦でともに攻撃を引っ張ってきた久保がスペインに移籍

 永井 いなくなって苦戦するかなと思ったけど、うまくみんなで修正してできている。「失速したね」と言われたくないのはもちろんある。

 ――改めてどんな存在だったか

 永井 独特のリズムでなかなかいないタイプの選手。あとはみんなにイジられる感じ。これからが楽しみ。どう送り出したか? 最後は「頑張れよ」くらい。残ってほしかったけど、どこまで行くのかという興味のほうが純粋に大きい。

 ――お互いの活躍で刺激し合える

 永井 そうっすね。タケが見ているかは分からないけど(笑い)。

 ――来夏は東京五輪が開催。ロンドン大会の経験者として助言は

 永井 この天候で戦うってかわいそう。僕らはすごくいい気候でハイプレスで戦えた。どれだけ体を張れるか。相手も最後はバテて精度が落ちる。苦しいときに走れるかがカギを握る。あとは初戦。1試合目を勝つと勝たないでは、メンタル的にも違う。そこにコンディションを100(%)につくった。決勝までとか考えなかった。

 ――自身はロンドン大会は3位決定戦で韓国に敗れてメダルを逃した

 永井 他のチームは逆に100%のコンディションを準決勝、決勝で狙っている。そこのコンディションの差はかなりあったと思う。あとは経験値の差もあった。

 ☆ながい・けんすけ 1989年3月5日生まれ。広島県出身。幼少期をブラジルで過ごし、8歳で帰国。福岡大時代に日本代表に初招集され、2011年に名古屋でプロデビュー。12年のロンドン五輪では4強入りに貢献した。その後はベルギー1部スタンダール、名古屋復帰を経て、17年にFC東京に加入。森保ジャパンに初招集された6月のエルサルバドル戦ではA代表初ゴールを含む2得点と活躍した。178センチ、71キロ。